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2010年05月19日

い草の自然力

さあ 今日もい草についてお勉強しましょう。

い草には非常に高い吸湿性があり、雨が続くとお部屋の湿気を吸い取り、乾燥時には蓄えた水分を室内に放出するという特性があります。

(ピソコモドさんの実験装置と実験室)
6畳に畳を敷き詰めると、約1.8Lの水分を蓄えられるそうです。


フローリングの部屋と比べると湿度調節に優れていて、四季を通して快適に過ごすことが出来ます。
エアコンの使用により窓を開けなくなり、高気密・高断熱の室内は、乾燥と湿潤を繰り返しています。
しかし梅雨期になると、室内(大気)の湿度の高い日が続き、い草が湿気をたっぷりと吸い込むためにカビが生えてしまうのです。しかし、い草が吸わなければ、目に付かない家具の後ろや窓枠、クロスにまで生えてしまい知らず知らずに健康を害することになるでしょう。それを防ぐためにもこまめに窓を開け換気を行い、これから来るいやな季節に備えましょう。


滋賀県野洲市の畳(たたみ)屋
山本製畳店

  


Posted by 山本製畳店 at 08:04Comments(0)イ草について