› 山本製畳店のブログ › 2010年01月

2010年01月13日

畳が出来るまで 3

畳が出来るまで!!  
続きです。


最初の機械で、第1行程として「畳の長さを決めて、畳表を張りました」
第2行程は、「畳の巾寸法を決めて、縁を縫い付けます」
ここで登場するのは、「コンピューター式自動平刺機」通称「回るロボ」君です。

彼のすごい所のは、さすがコンピューター頭脳だけに、時々へそを曲げます。
こちらがイライラして「早ょ、動けよ!」とか思うと、とたんに止まったりします。
何故でしょう?不思議ですね??
人間も機械も、愛情がないと上手くいかないのは、同じなのですね~。

このパネルに、部屋ごと(1枚ずつ)の寸法を打ち込みます。

打ち込んだ寸法通りに、畳床を切りながら縁を縫い付けます。

クルッと反転!「よっ!回るロボ!えらい!!」
反対側も自分で回って 縫ってくれるんです。 

両側の寸法を決めながら、縁を縫い付けてくれました。
1mm単位まで、正確に仕上げてくれるのです。
もしも間違えて入らないとしたら、それは私の採寸か入力ミスです。
「しかし最近は、寸法間違いは無いですね~!」 ちょっと自慢のKikuでした。

次の行程へ、移動します。

つづく
  


Posted by 山本製畳店 at 19:35Comments(0)たたみについて

2010年01月08日

畳が出来るまで 2

では早速 畳を作っていきましょう。

最初は、両框自動裁断付自動表張り框縫機 の登場です。
先ず、畳床を乗せます。

寸法を決めて、両方を同時に裁断。

この包丁で、一気に切ります。

次に、畳表を張ります
ほつけてこないように糸を止めて、片側を縫います。


畳を反転させて、畳表を張ります。
畳表の厚みによって張る力を変えますが、
エアー圧で調整出来るので、作業が速く、ムラがありません。

黄色い部分に表を挟んで引きます。

もう片方を縫い付けます。


この機械は、ここまで。
畳の長さを決める大切な行程です。
寸法は合っているか、畳表にキズはないか、汚れはないか、
とても気を使う行程ですね。

つづく
滋賀県野洲市の畳(たたみ)屋
山本製畳店  


Posted by 山本製畳店 at 08:48Comments(0)たたみについて

2010年01月07日

本日の引き取り

今日は、弊社では珍しく 高月町まで行きました。


昨年末に「畳表替」のご注文いただき、年末に行けなかったので年明けまで待っていただいたお客様です。
昨日の電話打ち合わせでは、「道は開いているから雪は大丈夫」とおっしゃっていましたので、不安を抱きつつも 朝6時30分に家を出ました。
急いでいたので聞きそびれたが、さっきテレビで「滋賀県北部 大雪警報」
と言ったような?言わないような?
「まぁ!いいか!聞かなかったことにしよう~っと!」

不安は的中kao04
彦根~米原間が 大雪


長浜~虎姫間は パラパラ

目的地 高月町は 大雪
2時間かかって、到着!!

雪って、局地的に降るのですねicon04
走るほどに、不安になったり、ほっとしたり・・。

1カ所、停止線が解らず飛び出して、”ヒヤッ!”としました。
無事に帰れて良かった。
神様 守っていただいて ありがとう!


  


Posted by 山本製畳店 at 17:48Comments(2)日記

2010年01月06日

畳が出来るまで

あけましておめでとうございます。
旧年中 いろいろお出会いのあった皆様、またブログを読んでいただきました皆様、大変ありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。


長らくお正月休みを頂きまして、申し訳ございません。
再開させていただきます。

今まで畳について書かせていただきましたが、「畳ってどないして作っとるンや?」と思われている方がおられるかもしれませんので、新年1発目は 「弊社工場見学」へ誘いたいと思います。

先ずは、工場内風景
主に3台の機械で、作っています。

1台目は、両框自動裁断付自動表張り框縫機 (たいそな名前やな~)

2台目は、コンピューター式自動平刺機 (回るロボ)

3台目は、全自動返し縫い機 (返しロボ)


この3台で、毎日作り続けています。

では次回から、1台ずつ 詳しくお伝えしていきます。
つづく。  


Posted by 山本製畳店 at 08:05Comments(2)たたみについて