2009年10月29日
イ草の色について
イ草の色変化は紅葉と同じ!
~リラックスする色の成分~
人間にとって『色』というものは、精神面で重要な役割を担っています。
赤色を見ると興奮を覚えますし、畳の黄緑、茶黄色は眠気を催す程の安心感を与えると言われています。
イ草に限らず植物の緑色の元になっているのは、「クロロフィル(葉緑素)」という成分です。クロロフィルは不安定な化合物であり、年数が経過すると黄色い「フェオフィチン」という物質に変化します。
だから畳は年数と共に、緑色が退色して、黄色になっていくのです。
またイ草には、「カロチノイド」という色素も含まれています。その色素の中でも、βカロテン、ルテインという黄橙色の物質が含まれるため、畳は青々とした緑色から、黄赤色に変色するのです。
つまり、みずみずしい緑色の葉っぱが、黄色や赤色の綺麗に紅葉するのとは、同じ原理なのです。
クロロフィル含有量を比較すると 100g(乾燥)中
国産畳表 クロロフィルα 125mg クロロフィルβ 47mg 計172mg
中国産畳表 クロロフィルα 96mg クロロフィルβ 28mg 計124mg
(北九州市立大学 農学博士 森田 洋 著 「イグサのすべて」 から抜粋)
つまり、国産イ草の方が、中国産イ草より、1.387倍 クロロフィル含有量が多く、色が変わりにくいということですね。
そういえば、昨年8月に表替した我が家の畳は、まだ青みがありますね。
そういうことなか!!
滋賀県野洲市の畳(たたみ)屋
山本製畳店
~リラックスする色の成分~
人間にとって『色』というものは、精神面で重要な役割を担っています。
赤色を見ると興奮を覚えますし、畳の黄緑、茶黄色は眠気を催す程の安心感を与えると言われています。
イ草に限らず植物の緑色の元になっているのは、「クロロフィル(葉緑素)」という成分です。クロロフィルは不安定な化合物であり、年数が経過すると黄色い「フェオフィチン」という物質に変化します。
だから畳は年数と共に、緑色が退色して、黄色になっていくのです。
またイ草には、「カロチノイド」という色素も含まれています。その色素の中でも、βカロテン、ルテインという黄橙色の物質が含まれるため、畳は青々とした緑色から、黄赤色に変色するのです。
つまり、みずみずしい緑色の葉っぱが、黄色や赤色の綺麗に紅葉するのとは、同じ原理なのです。
クロロフィル含有量を比較すると 100g(乾燥)中
国産畳表 クロロフィルα 125mg クロロフィルβ 47mg 計172mg
中国産畳表 クロロフィルα 96mg クロロフィルβ 28mg 計124mg
(北九州市立大学 農学博士 森田 洋 著 「イグサのすべて」 から抜粋)
つまり、国産イ草の方が、中国産イ草より、1.387倍 クロロフィル含有量が多く、色が変わりにくいということですね。
そういえば、昨年8月に表替した我が家の畳は、まだ青みがありますね。
そういうことなか!!
滋賀県野洲市の畳(たたみ)屋
山本製畳店
Posted by 山本製畳店 at 18:11│Comments(0)
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